【緊急時対応】アライグマを見つけたら「まずやること」と「連絡先」

アライグマ駆除

「夜、屋根裏からガサガサと音がする」
最初は「風の音かな?」と思っても、翌日も同じ音が聞こえると不安になりますよね。
懐中電灯を照らしてみたら、そこにいたのは…アライグマ。

実はこのパターン、最近とても増えています。
アライグマは見た目こそ愛らしいですが、野生の動物。感染症を持っていたり、家の中を荒らしたりと、とても危険なんです。
「子どもやペットに何かあったらどうしよう・・・」「家が壊れたら修繕費が高くつきそう・・・」
そんな不安で眠れなくなってしまう方も少なくありません。でも、慌ててはいけません。
アライグマを見つけたときは、“まず安全を確保すること”が最優先です。
そして、法律に則った正しい手順で、行政や専門業者に連絡すれば、被害を最小限に抑えることができます。

この記事では、
「アライグマを見つけたときにまずやること」から、「連絡先」「確実に駆除する方法」「再発防止のコツ」までを、時系列でわかりやすく解説します。
万一、ご自宅の屋根裏や庭でアライグマを見つけ場合の対処法として、この記事を参考にしてみてください。

目次

アライグマを見つけたら「まずやること」

まず、最初にお伝えしたいのは、「絶対に近づかないで」ということです。
アライグマは見た目がかわいくても、実はとても攻撃的な動物。
特に子どもやペットがいる家庭では、想像以上に危険なんです。
私自身、初めて庭でアライグマを見つけたとき、最初は「タヌキかな?」なんて呑気に思っていたんです。
でも、少し調べたら「噛まれると感染症のリスクがある」と知って、ゾッとしました。

では、見つけた瞬間にやるべきことは何か。
ポイントはこの3つです。

  • 距離を取る(5メートル以上近づかない)
  • 家族やペットを安全な場所に避難させる
  • (余裕があれば)写真・動画を撮って“証拠を残す”

「かわいそうだから…」と餌をあげたり、追い払おうとするのは絶対にNG。
特に屋根裏や天井裏に入り込んでいる場合は、下手に刺激すると暴れ出して壁や配線を破壊することもあります。
夜行性なので、「夜に騒がしい音がする・天井から足音がする」という場合も、すぐに懐中電灯を持って覗かないでくださいね。
安全を確保した上で、次のステップ「通報」へ進みましょう。

正しい「連絡先」と通報の流れ

アライグマを見つけても、まず「誰に言えばいいのか?」で迷う人が多いです。
結論から言うと、最初に連絡すべきはお住まいの地域の自治体(市役所や区役所)です。
環境課や農業課といった部署が外来生物(アライグマは特定外来生物)に関する対応を担当していると思いますので、まずはそちらに相談しましょう。
地域によっては、すでに駆除業者と連携している場合もあります。
もし夜間で役所が閉まっている場合は、直接、害獣駆除業者に連絡しましょう。
「害獣駆除業者 おすすめ」などで検索すれば24時間対応の業者が複数見つかるはずです。

ここで注意したいのが、「自分で捕まえない」こと。
アライグマの捕獲には「鳥獣保護管理法」に基づく許可が必要で、違反すると罰則の対象になります。
つまり、「自分でやる」のは法律的にも危険なんです。
行政に連絡 → 駆除業者に相談、という流れが安全です。

アライグマが危険な理由と放置リスク

「かわいいから駆除するのが可哀そう…」と思う気持ち、すごくわかります。
でも、アライグマを放置すると、家も家族も本気で危険にさらされます。
まず、屋根裏に住みつくと、断熱材を引き裂いて巣を作ります。
天井裏がフン尿だらけになり、悪臭やカビ、さらには電気配線を噛みちぎって火災の原因になることも。
修繕費だけで数十万円にのぼるケースも少なくありません。

さらに怖いのが「感染症」です。
アライグマはサルモネラ菌やアライグマ回虫という寄生虫など、様々な菌や寄生虫を持っていますおり、これらが人に感染すると失明や神経障害、最悪の場合、死亡することもあります

一度侵入を許すと、巣を作り、繁殖し、次の年には数匹単位で出入りするようになります。
放置は絶対にNG。
「今は静かだから大丈夫」ではなく、「今のうちに行動」が正解です。

確実に解決するための「優良駆除業者の選び方」

アライグマ駆除を頼むなら、業者選びがすべてを左右します。
焦って電話帳や広告の業者に頼むと、あとで「高額請求された…」「再発した」というトラブルも多いです。
信頼できる業者を見抜くコツは大きく3つ。

①自社施工かどうか

業者選びでまずチェックすべきは「自社施工」かどうか
駆除業者には、「自社施工」と「紹介・仲介型」があります。
おすすめは自社施工型。なぜなら、中間業者を通さないから技術のばらつきがなく、本来不要な中間マージンもないためコストも抑えられます。
さらに「防除作業監督者」などの資格を持つスタッフが在籍していれば安心です。

調査・見積もりは無料かどうか

良心的な業者は、相談・現地調査・見積もりがすべて無料です。
信頼できる業者は「まずは見に来てほしい」が気軽に相談できるうえ、追加費用なしの明朗会計を提示します。
「現地でいきなり高額な請求が…」というトラブルを避けるためにも、料金体系が明確かどうかは必ず確認しましょう。

再発防止の施工(侵入口の封鎖)まで対応するか

害獣には帰巣本能があるため、駆除だけで終わると、別の個体が同じ穴から再び侵入してしまうケースがあります。
信頼できる業者は、アライグマの侵入口を特定し、金網や鉄板などでしっかり封鎖してくれます。
そのため「再発保証の有無」や「侵入経路封鎖による再発防止施工」など、再侵入に備えた保証内容をしっかり確認しましょう。
目安として最低5年。できれば10年以上の再発保証+侵入経路封鎖による再発防止施工込みの業者を選びましょう。
建物の構造に精通している工務店やリフォーム会社を母体に持つ業者だとさらに安心です。

優良業者は現地調査の時点で、フンや足跡の場所、屋根の隙間などを丁寧にチェックしてくれます。
作業後に写真で報告してくれるところも信頼できますね。
費用相場は、被害状況にもよりますが屋根裏での駆除+封鎖施工でざっくり 5〜15万円前後。
極端に安い業者は、作業が不十分なケースが多いので注意です。

もう二度と来させない「予防と安心のために」

一連の駆除&再発防止作業が終わっても、心理的には「また来たらどうしよう…」という不安がどうしても残ってしまいますよね。
でも、予防をしっかりすれば、再発の可能性はぐっと下がります。

まずはゴミ出し。
ゴミは前日の夜に出すのは避け、蓋つきのゴミ箱を使うのが鉄則です。
庭やベランダに置きっぱなしのペットフードなども要注意。
匂いに誘われて寄ってくることが多いんです。

「ちょっとした工夫で家が守れる」と思うと、少し安心できますよね。
そして、定期的に専門業者に点検してもらうと、さらに確実です。
しっかりした予防で「くらしの安心」を守りましょう!

もし害獣駆除業者選びに迷ったら、こちらのランキングも参考にしてみてください。

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