家の壁からカリカリ音?原因と安全対策を解説

家の壁からカリカリ音

夜、子どもを寝かしつけたあと。
静まり返った部屋の中で──「カリカリ…」「ゴソゴソ…」。
そんな音が壁の中から聞こえてきたら、背筋がぞっとしますよね。

「まさかネズミ?それとも何かの虫?」
「子どもに影響はない?噛まれたりしないよね?」
そんな不安が一気に押し寄せて、眠れなくなってしまう事も。

私も以前、同じ経験をしました。
夜になると壁の奥から小さな足音のような音がして、何度も懐中電灯で照らしては確認…。
でも、原因がわからないまま不安だけが募っていきました。

この記事では、そんな「家の壁からカリカリ音がする」時にどうすればいいのかを、
原因特定 → 応急処置 → 業者選び → 安心の再発防止というステップでわかりやすく紹介します。
読んだあとには、「今すぐ何をすべきか」が明確になり、お子さんと安心して眠れる夜を取り戻せるはずです。

目次

壁の中からカリカリ音…その正体は?

夜、部屋が静まり返ったタイミングで「カリカリ…」「トントン…」などと音が聞こえる。
この時点で、「何かの生き物」が壁の中に入り込んでいる可能性があります。
実は、こうしたケースの多くはネズミ・コウモリ・イタチ・虫などの害獣・害虫が原因です。
それぞれ、音の特徴と時間帯である程度判断できるんです。

音の時間帯・種類でわかる大まかな動物の特徴

  • ネズミ:夜中に「カリカリ」「ガサガサ」。天井裏や壁の中を走り回る音。
  • コウモリ:夕方〜夜に「カサカサ」「キーキー」。高い位置(屋根裏付近)で音がする。
  • イタチ:深夜に「ドンッ」「バタバタ」。比較的大きな足音で、天井を走るような音。
  • 虫(シロアリ・ゴキブリなど):「パリパリ」「カサカサ」。乾いた壁の奥から微かに聞こえる。

時間帯をメモしておくと、業者に相談する際に特定がスムーズになります。
スマホで録音しておくのもおすすめですよ。

放置するとどうなる?健康・家屋へのリスク

「そのうちいなくなるかも」と放っておくと、思わぬ被害に発展します。

ネズミの場合、断熱材をかじる・配線を切る・糞尿による悪臭や感染症などのリスク。
コウモリの糞は病原菌を含むことがあり、吸い込むとアレルギーや咳の原因にも。
イタチは攻撃的で、子育て中のメスが家に巣を作ると、夜中の鳴き声で眠れないこともあります。
そして虫の場合は、シロアリが木材を食べてしまうと、修繕に数十万円単位の費用がかかることも。
音がするということは、「すでに入り込んでいる」サインかもしれません。
一刻も早く、不気味な音の原因を突き止めることが大切です。

取り急ぎできる応急処置と安全確認ステップ

「でも今、業者を呼ぶ時間がない…」
そんな時に、すぐできる応急対処があります。

ネズミ・コウモリ・イタチ別の簡易対策

〇ネズミ
 ・食品を密閉容器に入れる(匂いで寄せつけない)
・通気口や配管のすき間をアルミテープで一時封鎖
・市販のネズミ忌避スプレーで対処

〇コウモリ
 ・昼間に天井裏や換気口を確認(羽や糞があれば侵入済み)
・夕方以降は追い出し厳禁(法律上、むやみに捕獲できません)
・換気口ネットを仮設置して「再侵入を防ぐ」だけにとどめる

〇イタチ・ハクビシン
・天井裏に強いライトを当てて一時的に退避させる
・臭いに敏感なので、木酢液などの刺激臭を軽く噴霧
・ただし追い込みは厳禁。出口を塞ぐと暴れます

これらは「応急措置」であり、根本解決にはなりません。
でも、とりあえず“今夜を乗り切る”ための一時的な処置にはなります。

子どもがいる家庭で絶対に避けたいNG行動

焦るあまりにやってしまいがちなNG行動もあります。

・殺虫剤や燻煙剤をむやみに使う
→ 壁の中で死骸が腐敗し、悪臭やハエが発生。

・壁の穴をいきなり塞ぐ
→ 中に閉じ込めてしまい、暴れて壁や配線を破壊。

・掃除機で吸う、叩くなどの物理攻撃
→ 危険です。イタチやネズミは噛みつくこともあります。

特に小さなお子さんがいるご家庭では、安全第一
「無理せず、一時的に距離を取る」くらいの気持ちで対処することが重要です。

駆除業者に頼むべきタイミングと費用相場

「どこまでが自分でできる範囲?」
「業者っていくらくらいかかるの?」
ここが多くの人が迷うポイントです。

業者に頼むべき3つのサイン

  • 音が3日以上続く
    → すでに巣を作っている可能性あり。
  • 天井裏や床下で糞や羽が見つかる
    → 侵入ルートが確立している。
  • 市販の忌避剤が効かない
    → 自力では根本的な解決になりません。

これらに当てはまるなら、業者に相談すべき段階です。

駆除費用の目安と注意点

・ネズミ:数万円(軽度)〜20万円(複数箇所)程度
・コウモリ:2〜8万円(捕獲+清掃)程度
・イタチ:5〜15万円(駆除+侵入口封鎖)程度
※被害状況によって大幅に変動します。

注意点として、価格の安さだけで選ぶと「駆除はしたけどすぐに再発した」「保証がない」などのトラブルの原因となるため、注意が必要です。

「後悔しない業者選び」チェックリスト

  • 調査・見積もりを無料で行ってくれるか?
  • 再発時の保証が明記されているか?
  • 見積もり後に追加費用が発生しないか?万一、発生する場合は条件を説明してくれるか?

最低限この3点を満たしていれば、トラブルが発生する可能性が低い業者と言えます。
「とりあえず見てもらう」だけでも、状況が大きく前進しますよ。
「怖い」と感じたときは、プロに頼りましょう。

信頼できるプロの駆除で“静かな日常”を取り戻す

保証・再発防止策で選ぶポイント

優良な業者であれば、単に駆除するだけでなく、「侵入口の封鎖」「糞尿の清掃」「消毒」「アフターフォロー」までセットで行います。
たとえば、ネズミ駆除なら以下のような流れ。

STEP
現地調査(音・糞・侵入口確認)
STEP
駆除・追い出し
STEP
再侵入防止(封鎖)
STEP
消臭・除菌
STEP
アフターフォロー(施工から一定期間後に点検)


上記のような流れで事前調査から施工後のアフターフォローまで行ってくれる業者なら安心して任せることができます。
信頼できるプロの駆除で“静かな日常”を取り戻しましょう。

実際の体験談:不安から安心へ

「夜、壁からカリカリ音がして気になって眠れなかったんです。でも業者さんに見てもらったら、屋根裏にコウモリが…。丁寧に追い出してもらい、侵入口を塞いだら嘘みたいに静かになりました。」

こうした声は少なくありません。
一度きちんとプロに対応して貰えば、「音がしない夜って、こんなに穏やかなんだ」と実感できるはずです。

まとめ:まずは「原因を知る」ことから

壁の中のカリカリ音は、放っておくほど被害が広がります。
でも、慌てず順番に対応すれば大丈夫。

  • 音の特徴から原因を推測
  • 今できる応急処置をする
  • 3日以上続いたら専門業者に相談

この3ステップで、あなたの家と家族を守れます。

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